かけだし弁護士の頃(11)
かけだし弁護士の頃(11)
1985.6.3
家族で、東山公園1万歩コースを歩く。
次女のペースに合わせて、ゆっくりと歩いた。
その後、動物園を見る。コアラがよく動いていた。
6.4
恐喝事件の弁護人として、被害者宅に謝罪に行く。
このような事件では、被害者は被告人と会うことを、拒む。
それで弁護人が代わりに会うわけだ。
被害者方に行き、被告人に代わって頭を下げ、示談金を渡し、厳罰は望まない旨の上申書を書いていただく。
裁判において、これを刑の軽減のための証拠として提出することになる。
6.14
設楽農学校で開かれるシンポジウムに出席する予定。
設楽農学校は、脱サラしたU氏が、設楽町で始めた農学校だ。
私も脱サラした立場の者として、共感を覚え、U氏の発展を影ながら応援している。
6.24
設楽農学校のシンポジウムに参加する。
設楽町まで、車で90分余りかかった。
参加者は、教師、消費者関係の方、産地直売の農業関係の方など・・・
産地直売の野菜の購買を、勧誘される。
翌朝解散。
多くの方といろんなことを話して、久しぶりに開放感を覚えた。
7.15
離婚の後始末の、家具の運び出しのために、岡崎に行く。
このような場合の立会いも、弁護士の仕事なのだ。
これまで夫婦間のトラブルが、山ほどあったので、今日も何かトラブルのではないかと気が重かった。
案の定、午前10時頃に私が着いたときは、口論の真っ最中であった。
なんとか宥め、荷物の運び出しに取りかかる。
その間も小トラブルが絶えなかったが、何とか荷は出した。
私は頭痛がしてきたため、早々に帰って寝る。
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