かけだし弁護士の頃(26)

かけだし弁護士の頃(26)

 

1987.1.11(日)

ようやく寒くなった。

数10年ぶりの暖冬ということで、スキー場に雪がなく困っていたらしいが、他方ヨーロッパは、異例な寒波が襲っているらしい。

 

昨夜は、アンサンブルの新年会。

青木ホールにて、ミニ・コンサート。

私の属するピューリタン・カルテットは、4番目に出て、ハイドンのセレナーデ、ボッケリーニのメヌエット、それとトロイメライを演奏。少人数なので、緊張した。

 

アンサンブルの終わったあと午後11時過ぎに自宅に電話があり、中川区のI会社に駆けつける。

社長交代の団交だ。

そのまま延々と午前5時半まで、交渉が続く。

社長解任し、新たな社長を選任した。

自宅に戻ったのは、AM6:30だった。

 

夕方に、新社長が来る。

新社長の報告では、新社長選任後、引き続きAM11時頃まで話し合い、元社長は退職し、荷物を持って会社から出て行ったという。

思わぬテンポでの展開だった。

正念場はこれからで、会社の建て直しが残っている。

 

  • ※ I会社は従業員10数名の小さな会社でしたが、このころ会社の業績が急激に伸びていました。ところが金回りが良くなると、それに合わせる様に社長が遊びだしたのです。見かねた社長の弟がクーデターを起こしたという事件でした。

 この会社が、最初の顧問会社となりました。

 

2.8

 4月に独立して新事務所を開設する。

 丸の内駅前の新しいビルだ。

 手付金はすでに支払った。

 もう後戻りは出来ない。

 昨日は、事務機器のカタログを見ながら、事務所のレイアウトを検討した。

 

 

⇒次へ

⇒ホーム